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10年サポートするのに苦情が飛ぶMS

「ちょ、マイクロソフトさん、今からパソコン買ったら強制的にWin10にするなんて、酷過ぎますよ。
企業からはWin7で注文きてるんですから・・・。」
「そんなに苦情つけるなら何でもっと早くWin7買ってくれなかったわけ?
Win8に散々難癖つけてきたから、XPユーザーでも使えるよう、Win10を作ってあげたの!
嫌だからね。今更何と言おうと、去年の夏からパソコン買った人(最新CPUパソコン)はもうWin10にしちゃうんだから!!」


上のやりとりは私のデタラメな想像だが、マイクロソフトのサポートポリシー変更に不満を上げる声は少なくない。
少なくとも2014年までにパソコンを買った人は、Windows7でも従来通りのサポート内容が適用されるのだが、どうもマイクロソフトが何かをする度に、不満をあげたくなる人が少なくないようだ。
恐らく多くの人にとって、XPが名作過ぎた故のことだと思うが、そのXPは14年サポートしたのに、サポート終了にはクレームが殺到した
「あーあ、MSやっちまったな。Windowsもオワコンだわ。」
「最近のWindowsはやり方が汚いわ。Macに乗り換えるかな。」
なんていう声もネットでは散見される。
しかし、Macはもっとやり方がえげつないのだが、そこはあまり注目されないらしい。


3年でサポートを打ち切るのに文句が飛ばないMac

10年もサポートするのに苦情が殺到するマイクロソフトと対照的に、3年しかサポートしないMacでクレームが殆ど飛ばないのは、実に不思議なものがある。しかもMacはサポート終了の告知をしないのだ。
Macのサポートサイクルは3世代サイクル。
例えば私はMac OS10.7 Lionを所持しているが、今、コレでネットに繋ぐのは自殺行為だ。
それは、Mac OS10.10 Yosemiteのリリース時に、Lionの更新プログラムの提供が終了しているからだ。
同様に、OS10.11 Captainが出ている今、OS10.8 Mountain Lionの使用さえ危ない。

詰まる所、マイクロソフトに腹を立てたからMacに乗り換える、という選択は非常に危険なのだ。


Macはヘビー層が多くて買い替えも盛ん

WindowsとMacを比較したとき、どうしてWindowsには苦情が殺到するのだろうか。
遠因の一つに、Windowsはライト層~ヘビー層まで幅広く、長く同じパソコンを使い続けることが挙げられる。
一方、Macはヘビー層が多いパソコンと言っていい。

ノマドワーカーのフェイスブックを覗かせて貰うと、毎年MacBookを買い替えている人が多いこと。それから、エンジニアやプログラマーと言った、PC知識人層が集まっていることが特徴だ。
そのクラスになれば、Macのサポートポリシーも十分に理解しているだろうから、Macには苦情が行きにくいと思える。

Windowsを使う人は全般的に、同じパソコンを長く使い続ける層が多く、企業ユーザーなどはその筆頭とも言えるだろう。Windowsはライト層も多く、ともすれば「会社のパソコン以外知らない」という人もいる。
マイクロソフトも恐らく、そこはよく知っている。そう、Windowsパソコンは市場回転が悪いのだ。
マイクロソフトも企業である以上、何とかして自社製品の回転を上げて、利益を上げたい。
では回転を上げるにはどうすれば良いのか。答えはサポート期間を短くすることだ。しかし・・・。

日本人からみたマイクロソフトとApple