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高そうなスーツや着物を纏った中高年

「ネット右翼の多くはひきニートだから。
あんな日本語のオカシイ奴が働いているわけがない。」

こんな声はネットでよく見かける。

確かにネット右翼と呼ばれる面々は、よくよく日本語が崩壊していることがあるし、お世辞にも品があるとは言えない。少なくとも、傍から見て教養をキチンと受けた真っ当な人には見えず、そこからひきニートを連想したくなる。
恐らく、多くのネット右翼は表社会にい出てこない。
しかし、唯一表に出る機会はあって、それは嫌韓デモの時である。

ネット右翼の正体、それを実際に見れる機会が、嫌韓デモなのだ。
して、嫌韓デモに行ってみると、ひきニートのオーラを出す者は意外と少ない。
寧ろ、高いスーツを纏った老人や、着物を着て参加するオバヤン、サングラスに咥えたばこをキメるうっつぁんなど、意外に金持ってるアピールをした人が少なくないのだ。

いわゆる、ネトウヨが低所得層で、社会的弱者にいれば、収入的な安泰を約束するといった救済策でヘイトデモなどはなくなるだろう。
しかし、古谷経衝氏が『ネトウヨは社会的弱者ではない。だからこそ、根が深い』で書かれたように、実態は寧ろ若干の社会的強者ネット右翼の多くはリア充にいると考えた方が実態に近いのだ。
そして、収入も一定に持っていると考えるのが現実的だろう。
必ずしも恋愛経験が豊富・・・とは言えないまでも、サブカル面やミリタリー面でのヲタ属性は、これまたネット右翼との親和性が高いようだ。

浅草 日韓断交デモ

社会的弱者でないだけ遣り辛い・・・

前回の記事では、浅草で怒号を上げる中高年と高江で戦う人々を比較したが、ネット右翼の多くは社会的強者と考えると、個人的に納得する部分がある。
要は、小さな成功者であるがために、捕まって失うものが多いのだ。だから彼らは、警備員と衝突する恐れのある韓国大使館前では抗議をしない。
そして、なぜネット右翼が韓国にやたら関心が高いのかを考えた時、連中にバブリー世代の顔ぶれが多いことも、あながち無関係ではない気がしている。何せ、韓国に対する敵意は高いのに、北朝鮮に関しては殆ど言及しない。
バブリー世代までの意識としては、日本はアジアでNo1で当然だったのだ。まして、iPhoneのCPUにサムソン製が使われる、LGのスマホが日本で販売されるなど、あってはならない事態なのである。

ツイッターでは『ネット右翼は指揮官目線』と言っている人がいたが、なんとなく、その通りだと思っている。だから韓国大使館(最前線)で抗議するようなことはしない。
彼らはいつも韓国を追いかけ、その次に中国を追っている。お世辞にも、生活と直結するようなものには関心があるように見えない。それだけ、金銭的にはゆとりがある人が多いからだろう。

「ネット右翼はひきニート」であって欲しいと私も願っていた。
しかし、現実は非情である。レイシストの方がお金を稼いでいるのだ。
高そうなスーツ、腕時計、着物とサングラス・・・。そんなものを纏って街宣に行くものが多い。それが実態に近い。
(少なくとも現時点においては)社会的強者にいると言える彼らであるから、安倍政権との親和性も高く、それだけに厄介な存在とも言える。
ネット右翼の多くは社会的弱者ではない。だからこそ、全くもって遣り辛いものである。