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日本最初の文化財となった喫茶店

京都の河原町に佇む洋風喫茶店、フランソア喫茶室。
ここは日本で初めて文化財として登録された喫茶店で、その創立は治安維持法時代に遡る。
現在の山口県美祢(みね)市出身の立野正一さんという方が創立した喫茶店で、社会主義運動をやるに当たって背活費を稼ぐため。そして、反ファシズムを訴える議論/活動の拠点として創設されたという、かなり歴史と深い喫茶店だ。
格差が拡大していると言われる現代であるが、二次大戦前はもっと格差が酷かったようで、それが軍国主義を形成する一助になったと聞いている。
いかんせん治安維持法時代に反ファシズムを訴えていこうと言うのだから、その気概は計り知れない。
この時、反ファシズムを訴える雑誌『土曜日』の発行を立野さんが支援していたこともあり、なんと創業者が逮捕されているという、いわくつきの喫茶店でもある。

ミルクコーヒーは純粋に美味し!

私は特段歴史が好きということはないつもりが、しかし往時を偲びながら、一杯の珈琲を頂いてみたいと思った。
静かな喫茶店でゆっくりと一杯の珈琲を頂く。そんな淡い夢を抱いたのである。
しかし、その夢は砕けることになる。
大繁盛していた。そう、賑やかで結構回転をさせないといけない状態だったようで、1時間が限界であった・・・。
フランソア喫茶室の珈琲
とはいえ、コーヒーは大変美味い。
ミルクコーヒーで飲んだのだが、ミルクコーヒーでありながら珈琲の香りや味わい深さが損なわれず、して大変まろやか。
コーヒーをここまで美味いと思ったのは仙台のホシヤマ珈琲以来である。
ミルク珈琲は泡立ちのミルクで、恐らくこの泡に珈琲の芳醇な香りが閉じ込められているのだろう。
その美味さ、まさに歴史の重みが生んだ一杯であると思いたい。
しかし、次は午後2時台ではなく、もう少し空いている時間で行ってみたいものである。