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10人程度しか見られなかったデモ隊

朝日新聞や産経新聞の記事を見ると、川崎『日本浄化デモ 第三弾』の騒動が実際にあったものなのだなと、改めて実感する。
この時は私も現場に行っていて、TBSは共同通信の記者はカウンター側についていた。産経新聞に関しては「さん系さん、現場にはいたのね・・・」という印象なのだが、まず負傷者や逮捕者が出ることなく終わったことに、神奈川県警の凄さを垣間見た。

カウンター側は10時に平和公園へ集まるという情報は、ツイッターで拡散されていたことだ。
正直、デモの主催者がツイッターで一定の支持を得ていることから、デモ隊でも10時から平和公園に来る者はいるだろうと考えていた。
警官も100人は配備されていたし、武蔵小杉は首都圏他地域からのアクセスが良い。その気になれば北は宇都宮、高崎から。東は千葉から、西は小田原、南武線や東横線でもかなりのメンバーを集められる。
かなり恐ろしいことが起こるだろうと予感していたのだ。
個人的にデモ主催者は100人くらいは連れてくるだろうと考えていた。
しかし、私の予想は大きく外れ、10人程度しか来なかった。
これにはさぞ、主催者も肩を落としただろう。



壮年層しかいなかった

ネットで支持を集める主催者側の元へ、10人程度しか集まらないことに驚きを感じた。一応、産経は約20人と報じている。産経はデモ側に付いたという話を聞いたので、恐らくこちらが正しい数字だろう。
更にデモ参加者は皆、外見として50歳を過ぎた雰囲気の者ばかりだ。中には80代くらいの男性もおり、古谷氏のネット右翼の高齢化という記事を思い出した。
後で渋谷側のデモを見ると、こちらはある程度若者もいる。これは在特会のリーダーである高田誠氏が、ニコニコ動画やらYoutubeをよく活用するからかもしれない。
しかし、少なくとも川崎についていえば、ツイッターで2,000人のフォロワーを抱え、フォロワー外からのリツイートも集めているであろう主催者の元に、オフラインでも行動を共にしようとするのは壮年男女20人程度しかいなかったことになる。
反面、カウンター層には20代~60代と思しき面々まで、幅広い年代層が参加している。個人的な主観では30代~50代くらいが多かったように見えた。


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