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熊谷会館⑤
残業大国ニッポン

昨日は夜から急きょ、客先出張すること帰りが23時。
家に着くころには日付を跨いでしまい、久しぶりに13時間労働をすることになった。
そんな23時になっていても、客先社員の営業はまだ、パソコンと睨めっこしている。
何度か訪問している客先だが、どうしてだろう。いつも23時まで誰かが、常に残業しているイメージがある。

残業大国日本。これは別に、訪問した客先だけでなく、日本企業でごく一般的に見られる光景ではないかと思う。
こうした社員を見て、私はふと思う。

「コイツ等、金使う時間あるのか・・・?」

自分自身の家計を見てみても、残業・出勤日が多い月ほど出費が少ないということが起こる。これもまた、ごくありふれた事象ではなかろうか。
長期的なデフレに陥っている日本だが、思えばこの、金を使う時間がないというのも、デフレになる要因ではないかと思っている。


買っても楽しむ時間がない

残業が多くなると、直接的に金を使う機会は少なくなる。
そしてそれ以上に問題なのが、買った物を楽しむ時間がなくなるということでもある。

例えば洋服。洋服を買おうかと考えても、会社のドレスコードはスーツ。スーツを着る職場で週5日間通うと、カジュアルを楽しめるのは週2日間しかない。休日出勤も多い職場では、カジュアルな服を着れるのが月3日くらいまで減るかもしれない。
するとどうなるか。オシャレが面倒くさくなるのだ。
休日もスーツ(ないし作業着)を着ている人が身近にいないだろうか。きっと、そんな人は仕事が多くて、オシャレが面倒くさくなってしまった人かもしれない。

これは洋服以外の様々なことに言える。
ゲームを楽しむ時間がないから、プレステを買わない。まとまった休日が取れないから旅行も行けない。せいぜい飲みぐらいしか金掛ける時間がない。

「あ、こうして日本って不景気になっていくのね・・・」
と、どこかそう感じてしまう自分がいたのは、気のせいだろうか。