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こうして事務職女達は同僚を追い出す

事務職より過酷な労働条件にいるブルーカラー女子の方が、不満そうな顔は少ない。
これは現場監督派遣の時も、佐川急便で働いていた時も確かに起きていた減少だった。
ブルーカラー女子は男子と同じようにパワーワークを行い、夏の暑さ、冬の寒さにも負けずに仕事をこなしていた。

コールセンターで働く女子達は、不満そうというより、辛そうという顔は多かった。
これはまぁ、頻繁にSVやお客からクレームを受ける環境が、辛そうな顔をさせるのだと思う。

だが、事務職の女子達は、辛そうではなく、不満そうな顔なのだ。
そんな彼女達の最大の癒しが『悪いウワサ』なんではないかと思う。


悪口こそ最大の刺激

「私のこと嫌いなら嫌いで別に良いけど、嫌なら関わってこなければ良いのにねぇ。」
「彼女達にとってはそうはいかないんですよ〜。だってそれで貴方を偵察してるんですから。」

人間、どうしても合わない人間はいる。生理的に受け付けない相手がいるのも致し方ない。
なら関わらないでくれれば良いのだが、そうもいかない。
叩く為の粗探しをしなければならない。そうしなければ刺激が得られないからだ。
例え新しく配属された新人が気に入らなくとも、その新人を叩くのは気持ちが良い。
だから新人がお局さん達と距離を置こうとしても、叩く材料探しの為に偵察を行うわけだ。

一体なぜそんなことになってしまうのか。
有り体に言えば、仕事上の刺激の無さが大きな要因だ。
ブルーカラーには運動をするし、コールセンターにはお客からのクレームがあり、外回りの仕事には外部との接触がある。
事務職はどうだろう。傍から見ると楽していそうに見える。いや、ある意味で仕事そのものは実際、楽だ。
しかし、楽であるが故に、弊害もある。
  • 成果が給料に反映されない
  • 社外(社会)のことがわからない
  • 誰しもにできる仕事である
  • 事務の仕事自体は営業でもできてしまうし、給料が上がる見込みもない。そもそも何を成果とするかの定義付けが難しいので、上げようがない。
    会社から出ないので、社会のことなどまるでわからない。新たなスキル習得にも消極的になるわけで、最大の刺激は悪口なのだ。
    こうした環境に新たに入る人間は、上手く溶け込めないと、悪口(ときにイジメ)の対象として恰好のターゲットになるし、上手く溶け込めても、輪からはじき出されないように神経を使う。

    コミュニケーションという点においては、社外の人間より、こうしたお局さん相手の方が難しい。
    職場をブラック化させるイケナイ人達でも書いたが、お局様の得意技が悪口、馴れ合い、はじき出しだ。
    刺激に飢えた事務員女性達は今日も誰かの悪口を言い、友達(?)と馴れ合い、馴れ合わない人間をはじき出す。
    だがコミュ障・対人恐怖症である私には、的確な対処法がどうにもわかりそうにない。