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先進国は他国在住者にドメインを貸さないが・・・

ドメインの種類というのは幾つかあって、皆さんがよく目にする『.jp』はJapan。即ち日本のサイトであることを表している。
この『.jp』というのは『Country Code トップレベルドメイン』略してccTLDと呼ばれたりするが、これは原則、日本の居住者しか取れないドメインだ。
先進国は全般的に、国外に居住している人にはドメインを払いださない。
アメリカの『.us』を取得するには米国在住、ないし、米軍基地の関係者であったりしないといけないし、ひと昔前は取れた『.uk』も然りだ。
だが、日本に居ながら海外のドメインを取ることは絶対にできないのか、というと、それも違う。
国によっては取得できる国があるのだ。

羽田空港

代表的なのは何かと評判の悪いpwドメインで、パラオのドメインだ。
私がJoomla試験のために設立しているサイトはphドメイン。フィリピンのドメインとなっている。
尤も、phドメインはエクストリムレンタルサーバーのサブドメインとしての運用だが、これは何らかの手段でハイパーボックス社がphドメインを取得しているわけだ。
もちろんpw、phだけでなく、tv(ツバル)やin(インド)なんかもサービスによっては取得できてしまう。


ドメインを売っぱらったツバル

私もドメインと金の流れの関係はよく知らないのだが、自国のトップレベルドメインを他国の人間が使うことで、やはり一定の収入があるのだろうか。
自国ccTLDを売り払ってしまった国もある。それがツバルだ。
現在『.tv』のドメインは全世界で使えるというが、これはツバルがアメリカ企業へ5,000万ドルで売り飛ばしてしまったことが原因なのだそうだ。

尤も、個々の国がどんな事情で日本にも自国のドメインを差し出してるかはしらないし、ハイパーボックス社などもしかしたら、フィリピンにデータセンターを持っているのかもしれない。それは私にはわからない。
ただ、途上国の場合、ドメインを差し出すことで資金を得られるのなら、やったとしてもおかしくはなさそうだ。