クレームの内容が言った言わないばかり・・・
保険、インターネットに不動産。これ等のサービスでは必ずと言っていいほど契約書を読み書きするのに、思えば中学、高校の現代文では全くと言っていいほど契約書の読み方を習わない。
契約書や重要事項説明書を見れば大事なことが書いてあるのに、不思議なほど契約者は契約書を読まない。
個人でレンタルサーバーを貸している人は「無料だと言っても最低限、規約は読んでください。これだけ言っても規約読まない人が多過ぎます!」と怒号をあげている。
コールセンターに居た時、私は率先してクレーム対応をしていたが、基本対応としては「いや御客様は契約書にサインしていますので・・・」で突っぱねている。これはほぼどこのネットプロバイダーもやっているだろう。
これをやると当然、御客から「対応が悪い!」言われる。
こうした方々はおそらく、店の空気は読んでいるが、肝心の契約書は御読みになっていないのだろう。
坊ちゃんなんて読ませなくていい
一体何故に契約書が読まれんのだ!!?と現役オペレータ時から思っていたが、原因のひとつに日本の現代文教育がよろしくないのだと思われる。
ドラゴン桜において芥山先生は「現代文教育がただの名作鑑賞会」と酷評している。全く持ってその通りだと思う。
学校の勉強とは本来、社会生活に活きる教養を身に着けるべきものなのに、巷では学校の勉強が役に立たないと言われているではないか。
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学校のテストで坊ちゃんの文章が出て、ここから夏目漱石は何を言いたかったか読み取りなさい、なんて問題はよくる。しかし、「読んでもサッパリわからんわ!」としか言えない。わかったところで現実社会で役に立つとは思えない。
我々の人生では作家と対話するより、営業の人間と対話することの方が多い。
作家が何を考えているかよりも、営業や企業が何を言っているかを把握した方が役に立つ。
夏目漱石や森鴎外の作品を読ませるなとは言わないが、アレを読んでいる暇があったら保険や通信、不動産の契約書を読ませた方がよっぽど為になると思う。
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