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ブラック企業と旧日本軍

今日のブラック企業問題と言うのは、サービス残業や、過労死、ハラスメントやらだけを見ても、それ自体に殆ど意味は無い。それ自体はあくまでも個々の現象に過ぎないからだ。
ブラック企業の問題はもっと根深い。
私は「佐川急便はブラック企業の父」と呼んだが、ブラック企業の御祖父ちゃんと言えるのが旧日本軍であるからだ。
旧日本軍の体質は今日では『体育会系』と名を変えて存命し、特攻は『過労死』という概念に置き換わった。
ドイツは『何故ナチスの台頭を許してしまったのか』と言うことに関して、積極的な分析がされているようだ(俺ドイツ!:ドイツ人は歴史をどう認識しているのかより)。
日本はあの戦争をキチンと分析できているだろうか。

Japanich Wespe


特攻と過労死と急性アルコール中毒と

特攻で亡くなった人のことは、『国の為に亡くなった』と言う人が多いだろう。国の勝利のためなのか、それとも国の威信のためなのかはわからないが、私は『国のせいで亡くなった』と見た方が現実的だと思っている。正確には『国の失策のせいで死なされた』が率直な意見だ。

残念ながら、特攻の概念は今日の過労死や過労自殺、歓送迎会の急性アルコール中毒に姿を変えて、持ち越されてしまったと考えている。
もちろん、これについては私の妄想だと思われても構わない。実際、私の妄想であるかもしれない。
だが、ビジネスと戦争の2つのオペレーションにおいて、最初に考えなくてはならない共通事項は何か、と考えたら、間違いなく『安全の確保』であろう。

RPGで手強いボスと戦う時、何を用意するだろうか。
ドラゴンクエストにしろファイナルファンタジーにしろ、まず回復役か回避手段のどちらかを用意するはずだ
例えばFF8のオメガウェポンに特攻で勝てるかどうかまず全滅するだろう。
あのオメガウェポン1体倒すのにしても、攻撃パターンの分析と、回復役と攻撃役の役割分担ができて、初めて倒せる相手なのだ。
これはビジネスや戦争でも同じで、まず人間の安全、および健康の確保が、任務遂行で絶対に必要な条件なのだ。
特攻と過労死の違いには、直接的に死を命ずるか命じないかの違いはある。
しかし、月80時間以上の残業で業務と疾病の関連が強くなると言われている現代において、月100時間の残業やサービス残業の強要をする企業は、人命軽視をしている点は特攻と大差なかろう。

特攻以前の問題として、日本軍は兵士の人命というものを尊重しなかった。
『日本軍の戦死者の半数~6割が餓死』というのは、一度は聞いたことがあるであろう。
残念ながら、この人命軽視の精神はブラック企業にも持ち越されてしまったように思える。