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もはや生きていることにクレームを言われる東京/大阪

鉄むすめ版、駅乃みちかのポスターがリリースされたとして、雑踏の多い東京でそれをマジマジと見ている時間はあるのか。そう考えた途端、駅乃みちかクレームが非常にバカバカしく思えてくる。
恐らく、このクレームの最終到達地点は、存在そのものの消去となる。ゆくゆくは無かったものとして、抹消されるかもしれない。

どうも近年、東京、大阪にはこうした、他者の存在すら抹消しようという排他性がある。
いったいなぜなのか。
例えばヘイトスピーチ対策法成立の要員となってしまった排外デモは、新大久保(東京)や渋谷(東京)、鶴橋(大阪市)と言った大都会から、近県に波及した。
このデモの中身は言ってしまえば、生きていることそのものに対するクレームだ。

ネット右翼の主力層はそれなりに収入もある首都圏の中高年層が多い、というのが古谷 経衡氏のレポートで導き出されている。
この点については私も武蔵小杉デモの現場を見て、ほぼ事実だろうと思っている。恐らく、大阪も似たような状況でなかろうか。
特に大阪は近頃、外国人に対する偏見が強い街ということがツイートからも垣間見れる。
もちろん他の地方都市でもこういったことはあるかもしれない。しかし、やはり東京・大阪の活動が際立っている。

いったいどうしてこうなってしまったのか。
東京や大阪は手近に自然を楽しむ場所がない(言ってしまえば空気が悪い)からか、人口密度が高すぎるからか。
京都には歴史スポットが多いだけではなく、森林もよく残されている。
東京・大阪はどうだろうか。
美味い空気を吸えるところがあるか。
綺麗な夕日を見て、一人ゆっくり考え事に耽れる場所があるか。
そう考えた時、つい思ってしまう。
「アレ? 東京・大阪って実は、京都より閉鎖的なんじゃないか?」と。

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