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何故副長なのか・・・ではなく

途中で寝る予定だったHigh school fleetの一挙放送を、遂には最後まで見てしまい、結局寝たのは2時半になってしまった。
今日は結局寝坊し、ただ会社に間に合っただけの、最悪の朝をスタートする。
とは言え、12話のあのラストは感動できるもので、岬明乃の艦長としての器に感服した。

さて、主人公の艦長としての力量に素晴らしさを感じる一方で、何か疑問の残るキャラが存在する。
それは・・・。
宗谷ましろの存在だ。
誰だったか。
「岬さんより宗谷さんが艦長のほうが良かったです!」と言っていた。
「それにしてもなんで宗谷さんが晴風(駆逐艦?)なんか乗ってるんだろうね~。」
という話もあり、成績優秀な筈の、宗谷ましろが落ちこぼれ集団の中の、副長が変だというわけだ。
しかし・・・。
私は別の角度で見ると、そもそも宗谷ましろが『なぜ高校に進学できたのか』に疑問が残る。
なぜ彼女が落ちこぼれ集団の中にいたのか。
それは入試で解答欄を全て1つずつズラしてしまったからだ(2話)。

全教科でやってしまったのか、一部の教科でのみやってしまったのかがアニメでは定かでないが、ここでは全教科やってしまった前提で話を進めたい。
もし、解答がマークシート方式の場合、彼女の1教科辺りの点数は推定20~30点。これはマークシートの選択肢の数により、点数は上下する。
では、もし全回答が記述式の場合はどうなるか?
その場合、宗谷ましろの点数は0点である。
そう、0点だ0点を取ってしまったのだ
つまり、あの学校がバカでも入れる高校でない場合、入試で落ちてしまっているのである。
とどのつまり、彼女の議論のスタート点は、晴風の副長であるかどうかではなく、なぜ高校に進学できたのかがスタート地点である。



潰すわけにはいかない母の面子

ではここで、なぜ宗谷ましろが高校に進学できたのかを考察してみたい。
結論から言うと母の面子のためであろう。
宗谷家はブルーマーメイドを排出している一族であり、まして母は伝説のブルーマーメイドである。
その母は、ましろの学校の校長を勤めている。
想像してみて欲しい。自分の娘が0点を取った姿を・・・。
そこでいざ自分の娘が、自分の高校に落ちたとなれば、面子丸つぶれなのである。
勿論、採点担当の教官の立場で立ってもいい。
0点を取った校長の娘を落とす・・・。落とすのは大変度胸の要ることなのだ。
よって、校長の娘が入試を受けてきたと知った段階で、合格させる以外にはない。
落としてしまうことが、大変勇気の要ることなのだ。



ではなぜ副長になったのか

そのうえで、なぜ晴風の副長になったのかを考えてみたい。
まず、なぜ戦艦に配属されなかったか。
やはり、コレは腐っても優秀な成績ではなかったのだ。
戦艦に配属されるには筆記が優秀で無ければならないので、どんな理由であれ、筆記の結果が悪かった以上、戦艦には乗れないということになる。
解答欄を全て間違うというミスを犯した以上、その点に関しては言い訳は利かないわけだ。
次に、艦長としての岬明乃と、副長としての宗谷ましろの対比で、それぞれの強みを見てみよう。
まず、岬明乃の強みは3つある。
➀優れた勘と判断力(決断力)
②とっさに戦略を閃くことができる柔軟性
➂曲者揃いの船乗りを纏められる人間力
これが岬明乃の強みである。
やはり、コレばっかりは綺麗事抜きで、現場ではどうしても勘の強さは重要だ。
次に柔軟性。8話の比叡戦で如何なく発揮されている。
これは細かく述べたら長くなるので、また別の機会で書きたい。
最後に、曲者を纏める人間力
晴風のクルーは変人ばかりなので、マニュアル対応は通用しない。曲者をついてこさせる人間力が必要なのだ。
その点で、彼女を艦長に据えた学校側の人事は、的確だ。

一方、宗谷ましろの強みは型がしっかりできることだと思っている。
彼女は基本的にマニュアル人間だと思っているが、マニュアルはマニュアルで確かに大切なのだ。
ただ、マニュアル人間である為に、先頭を切って舵取りするタイプではなく、補佐役に向いているように見える。
個人的な視点で、岬明乃は型がしっかりとできてはいないように見えるため、宗谷ましろのような補佐役は役に立つだろう。
トータルで見ると、宗谷ましろが副長にいるのは、ベストポジションだと思う。
尤も、宗谷ましろが艦長になったところで・・・。
江ノ島5月①
本質的に運の悪い彼女のことだ。
クルー全体が彼女の運の悪さに引きずられ、海の藻屑となってしまうだろう。
彼女が艦長をした晴風は、時間通りキッチリ集合場所へ到着し、みんなと同じように感染し、名作がいきなり終了するパターンに陥る。
よって副長で正解。そこを見抜いたのか、学校側の人事は見事なものである。