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「Appleはアメリカで作れ!」

過激な発言が多いドナルド・トランプ氏だが、数ある発言の中で唯一賛同できる一言があった。
「Appleは米国製にしろ!」と。

世界で最もiPhoneが成功した国、ニッポン。
今のこのご時世、中国が嫌いな日本人は多いと思うが、一方で、iPhoneを自慢したがる人もまた多い。
さてこのiPhone、誠悲しいことに、生産地は中国だ。iPad miniもまた然り。

政治的な面で日本やアメリカが中国を脅威と考えるなら、「Appleはアメリカで作れ」と言ったトランプ氏の発言は正しいように思える。
なぜなら、私たちがiPhoneやMac、iPadを買えば買うほど、中国に金が落とすことになるからだ。
尤もMacにしろiPhoneにしろ、分解して部品単位を見てしまえば、多国籍になるが・・・。


中国製にしては高すぎる

ドナルド・トランプ氏の提唱する「Appleは米国製に!」は、イデオロギーの問題が大きいと思うのだが、私はこうしたイデオロギーの問題を抜きにしても、Apple製品は中国製の割に高すぎだと思っている。
Apple製品で唯一適正価格と思えるのは、iPad miniの系統くらいなものだ。

中国生産で作る(組み立てる)メリットと言えば、人件費が安いことが最大の魅力だと思うのだが、買い手としてみると、売価が適正でないような疑念を感じる。
半面、アメリカ製iPhoneで8万や9万なら、それは適正な価格のようにも思う。

尤も、トランプ発言を引き合いに出したこの記事とは言え、トランプ氏自身は白人至上主義の観点で言ったことだろう。
別の発言で「中国も日本も打ち倒す!」と言っていることから、彼の中で中国と日本は区別していないように思える。
日本を敵視するということは、アメリカで現地生産しているトヨタやホンダ、そしてそこで働くアメリカ人もとばっちりを受けるのだから、日本を敵視するなど止めた方が良いと思うのだが・・・。

「Appleはアメリカで作れ!」に全面的に賛同するわけではないが、MacやiPhoneのボッタクリ価格を目にした時、「これで中国製なのかぁ・・・」と思うと、妙に買い控えたくなってしまう。日本製(現地生産)かアメリカ(本国)製なら、まぁあの価格でも良いと思うだろう。
「トランプの言う通りにアメリカで作ったら、Macなんて高くなるぞ・・・」と言う人もいるかもしれない。だが、Mac系のような宗教性のある端末なら、多少高くなっても買う人は買うのではなかろうか。

いや、ある程度のコストカットを見つめるなら、日本やアメリカ、英国など、Appleのシェアが高い国では現地生産をして良いと思うのだが、いかがだろうか。