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大間のマグロは食えなくなる日も近そうだ。
考えたくもないことだが、私が所属していた現場監督派遣の会社も少なからず、大間原子力発電所へ現場監督を派遣しているだろう。
想像したくないが、現場監督派遣をする派遣会社は、オリンピック終了後は原発関連の仕事で儲けていく未来が見える。
今、大間原子力発電所を絶賛建設中の鹿島建設様。
鹿島建設の社員一人一人は決して悪い人ではなかったのだが、鹿島建設という会社になると、妙に恐ろしい存在になる。

爆発した福島第一原発の1号機と3号機、施工は鹿島建設がやっているが、その鹿島建設がまさか除染の仕事を受注して儲けているとは笑止してしまう。

一緒に仕事をした職人さん曰く「昔はしっかりしていた」筈の鹿島建設。
しかし、まさにしっかりしていた時に建てた原発が爆発をしている。
ではどうして爆発してしまったのか。
東京電力の元社員、木村俊雄さんのインタビューの中で、東芝の元技術者が言っていたことが引っかかる。



東芝の元技術者の人の言うことを考えれば、最初の設計段階でミスがあったということだ。
コレを果たして鹿島建設は気付けなかったのだろうか?
どうも私にはそう思えない。
今の基準で言えば、準大手以上のゼネコンには一級建築士を社内に抱えている。
ゼネコンで設計することもあるし、スーパーゼネコンには設計部門もあるわけだ。
そう考えると、鹿島建設は本当に初期の設計ミスに気付けなかったのか疑問が湧く。
鴻池組出身の方のホームページ、ゼネコン建設業の恐るべき実態を見て思うところ、気付いてはいたが、面倒くさかったのではないかと思う。

もちろん、ゼネコンが何でも知っているというわけではないと思うし、だからこそ原子炉の設計は東芝や日立を下請けにする。
が、最終的にゼネコンが統括して建設プロジェクトを進めるわけで、配管について無知だったのかと言われると、微妙ではないかと思う。
大間の原子炉の設計・施工はまた日立や東芝がやると思うのだが、「問題なく行けそうかと思うと、ねえ?」という気分だ。
まして今は福一の時と、現場監督の雇用情勢もだいぶ違うだろう。
鹿島にも東芝にも日立にも、経験の浅い派遣現場監督が入っているはずだ。

え? 爆発するんじゃねぇの?
と言った職人の顔はたぶん、忘れることは無さそうだ。