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MicrosoftはWindows7や8.1を使っているユーザー向けには、Windows10へのアップデートを無料で出来るようにする。アップデート期間はWindows10のリリースから1年間だ。
一方で、WindowsRTはアップデートの対象にはならないらしく、RTだけは別の道を行くようだ。
もともとWindowsRTは他のWindowsOSと異なり、CPUがARM系CPUだ。
バッテリーを長持ちさせる為のCPUを使い、専用のOSまで当てたが、振るわずにここまで来たことは既知の通りだ。



尤もWindowsRTの本音は、MicrosoftがGoogleplayやiTunesのような、閉鎖的なコンテンツ販売チャネルを築きたかったことだろう。
結果としては、惨憺たる結果終わったのがWindowsRTという生き物だ。

WindowsRTは他のWindowsと異なり、Microsoftの中では一応、『こんなユーザー向け』というターゲッティングがあるらしい。そのターゲッティングはエグゼクティブ層や、大学のレポート作成の為にタブレットが必要になる人。そんな人向けに出したOSなのだそうだ。
しかし実態は只のマニア向けOSであり、買っている人自体がそれほどいないだろう。


楽天で見かけたASUSのWindowsRTタブレット、ViVoTab TF600.
カメラの画素の良さとバッテリーの長さが取り柄の端末だが、ほとんどマニア向け。
(販売元サイト:computer pro)

少数のマニアな方々向けにWindows10へのアップデート対策を取っても費用の無駄であるし、WindowsRTユーザーは切り離した上で、8.1利用層の不満解消にWindows10を提供することが、Microsoftとしても合理的だったのではないか。WindowsRTがアップデート対象外になるとしたら、そんな事情がある気がしている。
Windows8.1やWindows7のパソコンはWindows10へ進化できるのに対し、WindowsRT機は延長サポート終了終了まで、ただただセキュリティーの更新プログラムなどを入れ替えていくに留まり、やがてオワコンOSとして忘れ去られて行くのだろう。
WindowsMeに負けない、「あぁ、そう言えばそんなの有ったねぇ」と言われ、Microsoftの黒歴史として、一部の人々の間で語り継がれるOSとなりそうだ。