「ウボァーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
と思わず叫びたくなるWiMAXルーターの水没事件。小生もAtermWM3800Rでやってしまったことがあり、激しく落胆した。
基本的にWiMAX各社はルーター代金は1円か無料で提供しているが、途中解約した場合の解除料でルーター代金を回収される。水没は解約を覚悟させられる最悪の事態であり、できることなら味わいたくない出来事だ。

しかし、WiMAXルーターが思わずスキューバダイビングに挑戦してしまったとしても、諦めるのはちょっと早い。なにせ、今以て私は過去に水没したAtermWM3800Rを使用しているのだ。
落とした先が海水(塩水)や油、醤油の類に落としたら絶対に助からないだろう。ただし、真水なら話は別物である。正直、真水であっても助かる確率は低いのだが、絶対に助からないとも限らないのだ。
今回はWiMAX端末を水没させてしまった場合の応急処置(仮)のことをお伝えしよう。

TryWiMAXレンタルでやり過ごす
実は小生はAtermWM3800Rを水没させたとことがある。
落とした先は真水。真水だけになんとかならないかと思ったのだ。
起動しても電源ボタンが赤く点滅したまま動かない。しかし、今となってはまた水没したAtermWM3800Rは健在である。
もし、水没先が真水であれば、水が乾くとWiMAXを使えるようになる場合がある(但し、あくまでも直るわけでは無い)。
では、乾くまでの間をどうするか、と言うことだ。
結論を言えば、乾くまでの間はTryWiMAXで足掻いてみるのも一興かと思う。
真水と言っても、水没した端末がまた使えるようになるのは一週間くらいは先になると思った方が良い。それまでは中に入り込んだ水が蒸発しない(乾かない)。だからまずはTryWiMAXで暫くやり過ごすのがベターだと思う。

中古のWiMAXルーターを買う
これはWiMAX2のサービスでは使えない。もう一つ言えば、機器追加オプションの無いMVNOでは使えない手段だが、TryWiMAXでも解決しなかった場合の手段をお伝えしよう。
それは中古のWiMAXルーターを購入し、機器追加で登録するやり方である。
小生が3800Rを水没させた時、復活したのは1か月後であった。それまでの間はU-Road SS10で過ごしている。
もし、契約更新の月であれば解約⇒新規で良いと思うが、そうでなければ中古のWiMAXルーターを買う方が安くあがる可能性がある。元のルーターが復旧するまで中古で買ったWiMAXルーターでしのぐのである。
ただ、中古ショップでWiMAXルーターをお目に掛かることは殆ど無い。実際に調達するにはヤフオクで買うことになるだろう。
知人でWiMAX契約した人は、mobile Cubeを3000円くらいで落札した人がいた。そうした端末を狙って入札をしてみるのも良いかも知れない。

尚、水没端末が無事WiMAX通信できるようになったとしても、やっぱり『治る』わけでは無い。スキューバダイビングをした小生のWiMAXルーターは、ディスプレイは完全に壊れている。
仮にWiMAX通信ができるようになったとしても、何かしらの後遺症は残るだろう。
また、従来のWiMAXであっても、プロバイダー型WiMAX事業者は機器追加オプションができないことも多い。
その時はTryWiMAXでHWD14を借り、WiMAX2が入ると確認できたらWiMAX2に乗り換えるのが良いだろう。


一度水没したAtermWM3800R。
WiMAX受信感度は落ちていないが、ディスプレイは大破。
例え淡水でも、WiMAX端末にスキューバダイビングさせるとこうなる。