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ブラック国家日本のカルト的な労働環境 に参加中!

ウルトラマンの風味漂う制服に変わった今の佐川急便がどのような労働環境かは想像つかないが、以前の制服時の佐川急便は間違いなくキツイ会社であった。
「鬼のヤマト、地獄の佐川」という言葉を耳にしたことがあるが、あの環境は日本の中の地獄と呼ぶには相応しいのかも知れない。
私は下請会社の夜勤労働者で、現場責任者からこういわれたことがある。「夜勤を長くやってて変わらない奴は居ない」と。
普通の企業で働いた人なら、「何をバカなことを」と言うと思うのだが、私にはある意味で間違っていない発言に思えた。'日光を浴びていない'と言うのは、ストレスを軽減するであろうカルシウムの吸収を促進する、ビタミンDを食物以外から取り入れることができない。そして人間は言うまでも無く昼行生物である。つまり、コレだけとっても夜勤はストレスが溜まりやすいと言える。
だが、佐川急便という職場を観た時、明らかに人の精神を狂わせる要素がたくさんあった。それは佐川急便そのものや下請け会社の労働者問わず、時に退職後にまでその’狂気’を引き摺ってしまうほど強烈な毒性を持つ物。
私はこれを『佐川の呪い』と名付けているのだが、思うに、私が強迫性障害(加害恐怖)に至る理由の1つが佐川の呪いであると考えている。
そして思うのが、渡辺美樹氏はまさにこの、佐川の呪いに今以て憑りつかれているのでは無いか。氏の発言を聴いていると、氏から感じ取れるのは佐川スタンダードに洗脳されてしまった姿であった。


とんでもなく劣悪な人間関係
渡辺美樹氏は自身の著書、『きみはなぜ働くか』に於いて、急便時代の人間関係をこう語っている。
-劣悪な人間関係は筆舌に尽くしがたい。いつも辞表をポケットに忍ばせていた-
と。
氏は著書の中で、『佐川急便』という名前は出していないが、そもそも氏が佐川急便出身なのは既に知られているし、開業資金300万円を1年にして稼げるような企業と言えば、実際に佐川くらいしか無かったのだ。
氏の言う通り、佐川急便の人間関係は極めて劣悪で、上司が部下(とりわけ新人)を殴る蹴るなど当たり前の会社であった。’傷害’なんて馬鹿なことを言ってはいけない。これが’教育’なのである。
私自身も幾度となく蹴飛ばされてきたし、毎日のように鉄柱をぶつけられる。罵声など毎時である。最初の1年は毎日、絶え間なくこんな’教育’に耐えていかなくてはならない。
氏は著書で、『モノを投げつけられた』と著しているが、こんなことが本当にある。それでも、私や氏が受けた暴力さえ、まだ軽い方。
もっと酷いケースになると、この記事に書くのさえ自分で引きたくなるが、敢えて書くとこんなケースがある。
①髪を引っ張られて引き摺り回される
②目を殴られてパンダにさせられる
等。氏が著書で著述しているように、人間関係の劣悪さは本物。
「ここは会社じゃなくて、軍隊だから」
と言われたことがあるが、的確な表現である。
それでも軍隊と違い、辞めようと思えば辞めることもできる。それでも小生が3年も居たのは、私には学歴も技能もなく、どうにも無能だからこんな掃き溜めしか居場所が無いと思っていたので、身体を壊すまで働き続けたのである。もちろん、コレが原因の一つとなって、後に心まで壊すとは思ってもいなかったが・・・。


残業100時間なんて当たり前!
下請の人間の多くは当然、急便のセンター内で働くのだが、平時における1ヵ月の就労時間は12時間×25~26日が基本。産業革命時の英国の工場労働者の労働時間そのものである。要は、平時での残業時間は100時間がデフォルトなのだ。
繁忙期はおよそ3・8・12月。この時は一日の労働時間が16~20時間になることが多い。すると法定労働時間より、残業の方が多いことがしばしばある。オマケに下請企業は違法業者で溢れているので残業代(1.25倍)は出ない。そして日払い・月払いで賃金にも格差がある。
と、下請の構内労働者でこの有様なのだが、営業ドライバーはもっと凄まじい。
実は叔父が急便のドライバーであった。そしてトップ成績をはじき出し続けた叔父は娘を無事に大学へ行かせ、マイホームを買える賃金を貰えていたが、労働時間を計算すると凄まじい量になった。
佐川急便で働ていた叔父が担当していたエリアと量は、川口市(埼玉県)で100件の配達・集荷である。
ここで仮に、1件配送するのに必要な所要時間は10分と仮定しよう。
10分×100件=1000分である。
そして、早朝にはトラックに積み込む時間に約60分。集荷を終え、営業店でトラックから荷物をベルトコンベアに載せ、荷台を空にするのに約60分掛かるので、既に就労時間は1120分。
一日の時間というのは60×24=1440分しかないので、差し引き320分が自分の時間。更に通勤は片道40分と仮定すると残り240分.
つまり、4時間の間で食事、風呂、睡眠の全てを済ませないといけないのである。
因みに1日の労働時間の残業じゃない範囲というのは60分×8h=480分なので、一日の残業時間が640分(約10時間半)。定時より残業の方が多いなんて言う可笑しい計算になる。一か月の残業時間に換算すると約275時間!
正直、渡辺美樹氏もよく1年もこんな生活ができたものだと率直に感心せざるを得ない・・・。


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