日本人・日本企業にはマニュアルを軽視する動きでもあるのだろうか。マイナビウーマンの記事、仕事のスピードが遅い人に共通して言えること「コミュニケーションが苦手」「マニュアルどおりに仕事をすすめようとする」を読んでいると、どうにもマニュアルと言うものを軽視しているようにしか思えない。
この記事に限らず、日本の職人型企業だと「見て覚えろ」と言われるし、コールセンターに勤めている時では「取りあえず電話取って」でOJT・研修殆ど抜きでテクニカルの電話を取ることがしばしばあった。
そんな私がコールセンターで速く仕事をする為に必要だった手続きが、先ずは『マニュアルに徹する』ことであったのだが、なぜそこまでマニュアルに対して否定的な記事が書けてしまうのか不思議におもえてならない。
ドラゴン桜の桜木健二弁護士は作中でこういっている。「まずは徹底してマニュアル人間になれ。それもできない内から応用なんてできるなんて考えるな。」と。桜木弁護士のこの言葉は核心であり、仕事を速くこなせるようになるためには必要な段階なのだと言える。
私は少なくとも、コールセンターという職場で必ず上位の応答効率をはじきだして来た。『マニュアル通りに』仕事をし、'社内コミュニケーションは『超』苦手'な私が応答効率に於いて社内上位を外したことが無い仕事術は、少なくともマイナビウーマンに書かれているような仕事術とはかなりかけ離れている。
もちろん、マイナビウーマンの記事の総てが間違っていたと言う訳ではないが、本当にかの記事をそのまま信じてしまって良いものか、記事に沿って検証してみたい。

■1.マニュアルどおりに仕事をすすめようとする
まず大前提としてマニュアル通りに仕事できない人間に良い仕事などできるわけがなかろう。営業畑や、そもそもマニュアルが無い職場ならいざ知らず、マニュアルにこそ最低限の型が書き込まれているものである。
もう一つ言えば、作業に慣れてきた人間のミス、事故の大半はマニュアルをキチンと守らないことによって発生している。
マニュアル通りのことが速くできるようになって初めて一端のオペレーターなのである。そして仕事(というより作業)の大半はマニュアルに始まってマニュアルに終わるわけで、本当に仕事が速くて正確な人は、マニュアル(基本)に忠実なのである。

■2.スピードを比較する対象がいない
私はそもそも誰かと比較する必要はないと考えている。
というのも、本当に仕事が速くなりたければ常に一番を目指せば良い。
自分を誰かと比較してしまうと、○○さんよりできない自分に落ち込んでしまうような事態になりかねない。よって誰かと比較するのでは無く、常に一番を目指せば良い。もちろん、これは私が自分に設定した目標の成功例であって、誰しもに同じことが言えるとは言えない。

■3.他人とのコミュニケーションが苦手
少なくとも私は社内コミュニケーションは『超』苦手としている。私の叔父も私と同じく、『空気が読めない』人間だが、お互い社内で残している成績は下手な社内政治上手よりよっぽど高い成績を残している。
最悪、訊けないなら自分で調べるツールを持てば良い。そして私は休日などお構いなしに商材研究や能率UPの研究に励んでいた。
気が付けば、私がSVを頼るどころか、SVが私に業務知識の質問をするのである。なぜなら、私に訊いた方が早かったからだ。

■いずれの方法も「積極性」を高めて解決できる
これは確かに間違いは無い。ただ、具体的に積極性と言っても何をすればいいかが見えてこなければモチベーションには結びつかない。
ではどうすればヤル気が伸びるのか。これは私にもよくわからない。
ただ、私は仕事能率向上には一番効果的なのは、『自分のマニュアルをしっかり構築すること』だと思う。
私はExcelを活用して自分の専用のマニュアルを構築し、圧倒的な業務知識を確立した。当然仕事スピードも速くなるし、精神論などでは語れないノウハウが私のマニュアルには詰まっていたのである。