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「マイナスの情報を発信し続けてしまうとマイナスの意思をもった人が集まってしまう。けれどそれを一貫して発信し続けることでマイナスのカリスマになれてしまう。」
ブランディングに関する動画で上記のような説明をしている部分があって、ある意味で非常に的を得ている発言であると考えさせられた。
実際にマイナスの情報・感情を発信し続けることでマイナスのカリスマになってしまった人物もいるわけで、そうなったらなったで、飯を食っていけてしまう人間もいるのだろう。
マイナスの発信をすることでマイナスのカリスマになってしまう者。そんな者が本当に存在するのかと考えたとき、ある1人の人物がHitした。



桜井誠。





本名:高田誠にして在特会なる会長である彼は、まことしやかに1万3千人もの会員を集めてしまった。
ニコニコ百科には彼が果たして何で飯を食っているのか不明と記載があるが、恐らく彼は在特会に入ってくる寄付金で飯を食えてしまっているのだと考えている。
在特会のホームページには既に『ログインをさせる』システムが整っているし、集会・デモを行おうとすれば相当の人数が集まる男なのだ。
私個人の感情・理論で言えば、桜井誠など外見からして嫌悪してしまうナリだし、ヘイトスピーチをまき散らして憎悪感情を拡散させる暴力的な行為などとても賛同はしがたい。

しかし、個人的な好き嫌いを取り除いて桜井誠という男を見た時、ある意味で物凄く関心することもあって、それこそ在日朝鮮人に対する憎悪を一貫して発信し続けた為にたくさんのファンを獲得したことである。
ニコニコ動画を観てもYOUTUBEを観ても、彼に称賛するファンはたくさんいるし、彼自身もニコニコ動画にはたくさん顔を出す戦略で会員を獲得している。
人の外見を指摘するのも良くはないが、果たしてあの外見(とりわけ体型)でどうしてそんなに人気が出るのかと、私個人が幾ら疑問に思ったところで答えは『ニーズがあったから』としか客観的な回答は無い。取り分け東日本大震災の前後で日本の世界は変わってしまい、少しづつ1930年代に逆行するような如き今の日本では、彼のような男には一定のニーズがある。
彼自身は団体設置から一貫して主張が変わっていない(と言うよりは'変えられない'だろう)し、ネット右翼という存在が単にネット上のファッションなどでは無く、世に出て発信するためのブランドを構築した男である。
そんな男の収入源というものを考えた時、果たして在特会の寄付だけで食えぬ生活をしているのか。
例えば1万3千人いる会員の中で、うち20%の人間が毎月1000円の寄付をしていると仮定したら・・・。
2600円の人間で毎月1000円の上納金を納めてくれるわけで、口座に入るお金は260万円。仮にもっと少な目で500円と考えても130万円。
果たしてそれだけの大金が彼の口座に入ることを見積もった時、なんだかんだでそこから結構な収入を得ているんじゃないか、と思っていた。
で、現実はそこまで順調でも無いらしいのだけども、2010年の1年で集まった寄付金は1500万円を超えたらしい。一貫した発言を繰り返した結果、本当にかなりの金まで稼いでしまったらしい。


別の見方をすれば桜井誠の哀れな部分は暴力とヒステリーによって人々を惹きつけてしまったため、当然ながら集まる人間は潜在的に暴力への欲求が高い人間が集まってくる。事実上、暴力によって金が集まる仕組みを創り上げてしまった彼は暴力から抜け出すことができない。
暴力による快楽は何も生産的なものを生み出すことが出来ないので、結果として自分に付いてきてくれる人を幸せにできない。可哀想な男である。

そういえば、桜井の演説や喋り方を見て気づいたのは、実にハキハキと喋る。自己陶酔にして威圧。
ハキハキと喋る者に騙されてはいけないと言うことを小生は申し上げているが、話し方ひとつ聴いてもやっぱり信用できない男だと思う。1000万円の横領疑惑が彼にはあるようだが、暴力にまみれた末にブランドを構築してしまった彼だから、そんな道に走っても不思議ではないだろう。