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強迫性障害になった私が唯一の自己救済の手段として起業を見出した時、5年ぶりに連絡を取った実家はだいぶ家計が圧迫されていた。唯一の正社員ワーカーであった義父が退職後、フリーターとなってしまったのだ。
母は今、短時間アルバイト。皮肉にも小生が高校生時代に働いていた場所だ。
で、義父はフルタイムアルバイトで勤務している。確か間に請負会社がかませられていたから、賃金はかなり安い。
幸い、生活だけの資金はギリギリ足りているものの、ある程度余裕を持たせて行くためには夜のアルバイトを別に持たなくてはならない。かくして、小生の実家は一家全員フリーターという事態に陥ってしまった。

残念ながら私の実家の人間は全員パソコンスキルが無く、唯一パソコンスキルがある家系は叔父の家系のみ。みんな運送屋稼業だから、車は自分の手足になる存在でも、パソコンは自分の手足にはならないのだ。
かくいう私も23歳までパソコンスキルは0。自分用のパソコンを持ち始めたのにしたってつい2年前の話で、本当の意味でパソコンスキルが身に付きだしたのはその時からと言って良い。
私はこれからの時代を生き抜くためにもパソコンスキルを身に付けることを提言したのだが、貰い物のXPのパソコン弁当すら起動していない始末である・・・。
もっともXPの時代はもう終わるわけで、どうせパソコン不慣れならWindows8から始めても良いと思うのだが、フリーターであるが為にお金が無い。お金が無いからパソコンを買えず、パソコンを買えないからスキルも身に付かないという事態となってしまった。
義父ももう40歳。正社員を探してなんとか就\職を探しているが、現実は厳しい。
義父も母も今までが体力仕事ばかりやってきたし、この手の仕事はある実、50歳定年なんていうのも良く聞く。かつて佐川急便に働いていた時代を振り返っても、あのような重労働が果たして50歳過ぎても継続できる仕事とは思えない。私の叔父は佐川急便から現在、ヤマト運輸のドライバーとして働いているが、そんな忙しい身でありながらパソコンスキルを習得した。しかも独学でだ。
そんな叔父は私より遥かに自分に厳しい人だから、やはり50歳定年は意識しているんじゃ無いかと思う。
40歳で転職しても、肉体労働に於ける仕事の定年まであと10年。企業から見ると結構な歳なのだ。

そんな就活の惨憺たる中で、日々家計が圧迫されている実家。貯蓄も無い。
その点、私は自分の置かれている状況はまだラクなのかも知れないと思える。
私は前社でも今の常駐先でも、コールセンターという仕事ではCPH(一時間あたりの受電数)で上位に立てる結果をだしているし、他の職種で応用するための技術も身に付けている。ノートパソコンも持っているから、在宅の仕事も請け負えるし、ノマドを目指すこともできる。
今の世の中、一家の大黒柱がフリーターになってしまっている現実は確実にあると思う。一家総フリーターだって珍しくも無いかも知れない。しかし、フリーターなんて生活は脱出できるなら早く脱出した方が良い。定年はあるのに退職金は無い。
正社員になりたくても、もとものの席数が少なかったり年齢制限があったりと上手く行かない。
そんな時、一家総ワープアの惨状から脱するにはどうすれば良いのか。答えはただ一つだ。
手に職を身に付けるしかない。
手に職を身に付けて自分で事業を出来るようになっていかなければ、ワープアはワープアのまま、年齢を重ねるごとに苦しい生活が待っているだろう。