精神科に通院し始めて早1年になる。
強迫観念から始まった通院だが、とうとう鬱の疑いまで出てきたらしい。強迫性障害は鬱病に発展しやすい病と言われているが、どうやら私も例外ではなかったようだ。
強迫観念に苛まれるようになったキッカケを探し出したら、心当たりはたくさんある。両手の指は使ってしまうだろう。
心あたりを探ることで考えたことは、コールセンターならではの閉鎖的な環境、というのも大きな要因かも知れない。正直、コールセンターという世界はとても閉鎖的な社会だ。7年間この世界にいて、それはずっと変わらない考えとして持っている。
しかしもって、この閉鎖的な感覚はいったいどこからもたらされるのか。実にそのことに溯及しだしたのは、精神の病に冒されてからのことだ。
「ここは学校じゃないから」
会社に入るとよく聞く言葉だが、このセリフを聞く会社に限って、そこで営まれる人間関係は学校的なものを土台としていたりする。ありていに言えば、学校(特に中学・高校)での人間関係で順調に行かなかった人物ほど、コールセンターの人間関係はやりづらいものとなるだろう。
ではコールセンターの人間関係のやりづらさは何から来るのか。平均年齢の若さからくる馴れ合いから来るのか。あるいはアウトソーシング(コールセンターは殆どの場合、委託業者がやっている)という、薄給が約束された契約内容から来る悲観さか。かたや、先輩OBで鬱病で入院や退院を繰り返してしまっている人がいるが、たまたま私が入った会社がブラック企業だったのか。どれもしっくりはこない。
私の目の前には電話を取ることを禁止され、毎日パソコンの前に座らされているだけの従業員。ちょっとしたミスがキッカケのようだが、仕事をすることを許されず、懲罰のようにただパソコンの前に座らされている毎日。
明日は我が身。そんな光景を目の当たりにすると、たまたま私が入った会社がブラック企業だった。今までそれを信じたくなかっただけ。というのが正解に近いかも知れない。