液晶保護フィルムを貼るとiPadの魅力は落ちてしまう。それでもiPad miniには液晶保護フィルムは貼っておいた方が良いと実感させられたのは、第三世代iPadのガラスにヒビが入ったからだ。
何の前触れもなく突然ヒビが入った我が愛Padのガラス。iPadのガラスがあまり強いガラスでは無いと思わされた出来事である。
 iPad miniはもしかすると、通常のiPadよりガラスは弱いのではあるまいか。そんな疑問を持って調べてみると、思っていたことはまんざら外れでは無かったようだ。iPad miniを分解した柏尾南壮氏は次のような記事を掲載している。
歴代のiPadは、最上面のカバーガラスに加え、タッチパネルの層にもガラスを使用していた。このため重たく、全体の重量に占めるガラスの重さの割合は約25%を超えていた。しかしiPad miniでは、フィルム状のタッチパネルを採用し、これをカバーガラスの裏側に貼り付けている。全体の重量に占めるガラスの重さの割合は約13%と半分に軽量化された。
(ITメディアモバイルより。引用元URL  http://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/1212/28/news091.html)

要は、iPad miniの軽量化はガラスの層が少なくなったことが貢献しているわけだ。
従来のiPadは一番表面のディスプレイを外せば透明なガラス面とタッチパネルが別々の存在。ガラスは鎧や兜のようなものだ。
ところがminiはガラスのすぐしたにタッチパネルのフィルム。ガラスが傷つくとタッチパネルに影響を及ぼしてしまうおそれがある。しかもガラスはゴリラガラスでは無いので、普通に使っていてもわりかし傷つきやすいのだ。
小生のiPad miniも一ヶ月使ったが、小さな傷が見られた。一年使っている(しかも一度落下させてしまった)ゴリラガラスのタブレットは傷一つ無いのにである。
さしずめ、iPad miniには液晶保護シートが必要と実感させられる始末なのだ。