第1編:壁紙を変えられないのは嫌がらせか?

Windows7Starterエディション。店頭でASUS製のPC28,500円で売られていたのを目にした時、安さにつられてつい買ってしまった。買った後に味わった最初の苦痛が壁紙を変えられないという、嫌がらせなものを覚えてしまったものである。

Windows7Starter。当時、WindowsOSにはエディションというものが存在していると知らなかった私は初めて買ったノートPCでエライ目に遭う。

私がPCに手を出すきっかけとなったのは、携帯電話の紛失が大きい。この世にはケータイというものほど軽くて重いものは存在しないとさえ思える。

ケータイの紛失で怖いものは何か。個人情報の流失。あるいはアプリケーションの不正なダウンロード。悪質なサイトへのアクセスなんかもされるかもしれない。悪意のある人間が拾ったらと考えると、嫌なことを挙げたら枚挙に暇(いとま)があるまい。

私が一番恐れていたことはといえば、海外発信である。

発信先が国内、あるいは海外でも米国や韓国、最悪、中国あたりまでならそう高くはつくまい。

だがイタズラ電話でもアフリカなんぞに発信されたらと考えると、請求金額は膨大な金額になるだろう。参考までに、私が契約しているSoftbankは南アフリカへの発信で、30秒/184円である。

幸いにして拾得者は善意な人だったから良かったが、携帯依存からPC型の生活に切り替えるには、充分過ぎるきっかけだった。そして初めて買ったPCで、いきなり壁紙を切り替えられないという憂き目に遭うのである。