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未成年ではない

イスラム国参加のために、シリア入りを試みた邦人男性が拘留されたのは、ニュースなどでご存知とは思う。
そしてある意味お決まりのように、母親の謝罪が入る。
こんなパターンは毎度違和感を感じるのは、私だけだろうか。
恐らくだが、至って全うに育ってきた人の価値観では、悪いことをしたら、親が謝罪して当然なのだ。そうした親の謝罪というコンテンツが求められるからこそ、マスコミは親の元へ取材に駆けつける。

ご子息が未成年なら、保護者としての監督責任を問うべきだろう。しかし、ご子息は既に成人なのだ。
既に一個人としての責任能力がある成人のやった行為に関してまで、親の責任を問うのはいかがなものかと考えている。


親を責めてどうにかなるものではない

もう一つ、こと青年のシリア入り未遂に関して、個人的には別の見方もしている。
通常の犯罪なら、家族の謝罪は犯罪抑止効果も期待されているのかも知れない。
「見ろ、お前たちも悪いことをしたら、こうして家族は社会的に抹殺されるんだ。」という、ある種の人質効果。尤も、犯罪に走るタイプは、あまり家族とのコミュニケーションが良好とは思えないが・・・。

だが、ISILに関しては通常の犯罪組織とは次元が違う。
彼らは巧みな広告戦術も持っている上、構成員の4割が外国人という、恐ろしき国境の無さだ。
そもそも青年がシリア入国一歩手前まで行けたと言う段階で、日本では既にISILの構成員が活動していると読み取れる。それだけルートが詳細に知らされていたからだ。

もし、ISILの構成員が日本で活動をしていれば、日本で一番売れてるSNSはLINEであることもよく知ってるだろう。となれば、知らない内にISILの人間とLINEで交際してました、なんて笑えない事態は充分にあり得る。

ネットではトルコで拘束された青年に対し、「自宅警備員っぽい」という声が上がっていた。
青年が自宅警備員かどうかはわからないが、もし私がISILの人間なら、自宅警備員(引きこもり)など恰好のターゲットだ。
恐らく承認欲求には飢えているだろうから、それを満たして上げれば、仲間に引き込めるだろう。

ISILは高度なプロモーション戦術をもつ組織だ。
件の内容に関して、マスコミが家族に謝罪させる(家族を人質に取る)ところで、何か効果はあるのだろうか。全く持って、無駄な行動に思える。
それよりもISILがどんなプロモーション戦術を駆使し、若者を引き込んだのかをマスコミは検証した方が良いのではないか、と私は考えている。