ブログネタ
なんでもない日記・Ⅱ に参加中!

美樹さやかが本当に願ったのは何か

ケータイ、保険、マイホーム。
恐らく人生で50回とすることはない買い物だと思うのだが、こんな大事な局面の買い物でも、人はしばしば思考放棄や判断ミスをしてしまう。
或いはこれから大事な契約をしようというのに、その相談事に於いては本音を隠してしまい、必要のない契約をさせられてしまうことはしばしばある。
私事になるが、私の母は大変モテる人だったという。
コレは本人の口からではなく、仕事でたまたま知り合った母の同級生から聞かされていたから、事実なのだろう。既に離婚も3回経験している母だが、確かに男性に事欠くことはなかったように思う。子持ちで元ヤンキーで喫煙者だというのに、全く持って男性の方から言い寄ってくるのだ。
ただ、振り返れば男を選べる立場にありながら、結婚という肝心な契約で自分の意思が欠落したと思う。
「お前、お父さん欲しいか?」
「○○さんから結婚したいと言われたけど、お前どう思う?」
そこに「自分はこうしたいけど」という一言が無かった。当然コレはケータイの契約にもよく表れている。

作中で美樹さやかは何をしたかったのだろう。
音楽少年の腕を治してあげたかった。ソレは間違いない。
しかし、本当の願いは音楽少年の腕を治し、恋仲になることが彼女の願いだ。
ところがキュウべぇにそれを言う事ができず、音楽少年に気持ちを伝える勇気もわかないまま、彼女はしっぺ返しだけ抱えてしまった。

誰しもが美樹さやかになり得る

契約というのは本来、「自分は○○したいからこの契約が必要」というときにするものだ。
美樹さやかは契約へ至る過程で『自分』という主体を失ってしまった。
音楽少年という客体で契約に至ってしまったものだから、後に激しい後悔や嫉妬に苛まれた。
大切に思っている人を助けたいという想いは暁美ほむらに通ずるものがあるのに、何故2人の間にはメンタル力に差が出たのか。
そこは主体性の差がメンタル力の差となって表れただけのことだ。
暁美ほむらはまどかを救いたいと思いながらも、見返りは求めない。美樹さやかは本音では見返りが欲しかった。この主体性の差が2人のメンタル力の差となって表れる。
(尤もほむらの場合、その圧倒的なメンタル力の進化系が劇場版のアレなのは皮肉なのだが・・・)

美樹さやかと同じ間違いは誰しもが起こし得る。
iPhone・スマホ商法なんて良い例だ。周りがiPhone使ってる、自分だけガラケーで周りの目が気になる。
結果、契約すること自体が目的化する。
保険も似たような側面がある。企業にちょくちょく顔出す外交員が居て、しかも企業の中には既に懐柔されている社員もいる。
先輩社員が契約してるから貴方も・・・。」なんて契約して、必要ないものを掴まされることだって少なくない。
これから何か契約をしようと店に行く貴方、ちゃんと主体性は準備宜しいか?
貴方がこれから会話する相手はキュウべぇだ。キュウべぇと話し合いに行くつもりで店に向かって欲しい。美樹さやかと同じ間違いをしないためにも。


電子書籍でまどか☆マギカを読む場合は、BookWalkerで『まどか』と検索。