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大将同士の一騎打ちに持ち込まれるとかダメでしょ…

ガールズ&パンツァー屈指の名門校、黒森峰学園。
その戦車道部は名門中の名門だそうで、戦車道の大会では8連勝を飾ったらしい。
しかし、本編の最後において、西住みほとの一騎打ちで負けてしまう。その一騎打ちは大変胸の熱くなる展開…なのであるが、一つの疑問が湧いてくる。
「そもそもつい一か月前まで素人だった面々に大将同士の一騎打ちに持ち込まれるとかダメじゃね?」
なぜだろう。黒森峰学園という組織から、トンデモない無能さを感じてしまったのだ。
こんな感想を持ったのは私だけではない。
ツイッターで『西住まほ 無能』とか『西住流 脳筋』と叩くと、わんさかツイートが出てしまう。
念のため、グーグルでは『西住まほ 有能』で検索してみたが、やっぱり彼女は叩かれる。
流石にアニメ運営者もこの評判は知っていたと思うので、劇場版では色々と彼女の能力(?)に補正がかかった。
「いやいや、まほはホントは有能なんだよ。決して無能じゃないんだよ。」
ということで、劇場版で有能な成分を注がれた、ということだろうか。
しかし、仮にまほが有能だとしても、黒森峰は組織レベルで無能なので、いかんとも擁護しがたい。
百歩譲って西住まほが有能だとしても、だ。
超兵器20体揃えて旧式兵器8機に戦力の半分以上も削られ、大将同士の一騎打ちに持ち込まれるのは一体どういうことだろう。
西住まほは大洗女学園がゲリラ戦を得意とすることはよく知っていた筈だろう。
それでどうして大将同士の一騎打ちまで持ち込まれるのか。どうあっても慢心創痍も良いところである。



そもそも西住流が無能なんじゃ・・・

黒森峰学園の基本戦術は西住流に則って行われる。
と言っても西住流をマトモに理解しているのが西住まほだけのため、実際は『なんちゃって西住流』が黒森峰の戦術というところか。
では西住流の戦い方とはどんな戦い方だろうか。
『撃てば必中 守りは固く 進む姿は乱れ無し 鉄の掟 鋼の心 それが西住流』

これを要約したのが「突撃、突撃、また突撃」(鈴木貴昭氏より)。

「馬鹿なの??」と言いたくなるのだが、実際、彼女達の基本は突撃なのだ。
西住流に撤退の二文字は無い。そのため、必然的にマシン性能と頭数に頼らなくてはならないのだ。
それで臨んだ本編の最終決戦がアレである。
そして大洗女学園を勝利に導いた西住みほは、度々「西住流らしくない」と言われていた。
そう、黒森峰を離れたからこそ西住みほは持っていたマネジメントスキルが発揮できたと言えよう。
黒森峰女学園には組織をダメにする何かがある。ダメな組織を生む元凶は西住流の呪いにあると言えそうだ。
西住家以外の人間では、逸見エリカがよく西住流を理解している方だと思うのだが、西住流の呪いこそが逸見のような、絶対にマネジメントをさせてはいけない上司を生むのだと思っている。

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ガルパン決勝戦の構図は、割とベトナム戦争の構図に近いと思っている。
超兵器でサッと終わらそうとしたアメリカに持久戦へ持ち込んだベトナム。
兵器任せのアメリカは、地形を生かしたゲリラ戦を展開したベトナムに敗北した。