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IT環境の整備だけしても無駄

今はクラウドを使えば他の人ともデータを共有でき、外に持ち運ぶパソコンやタブレットからでも社内のデータにアクセスして、必要な情報を取り出すことができる。
プレゼン用資料を持ち運びしないといけない時も、いちいち紙で持ち運びしないといけないのは大変煩わしい。
或いはコスト削減のためにペーパーレス化に努めている企業もあるかも知れない。
ペーパーレス化ができれば"探す時間の短縮"や、場所と時間に縛られない働き方、引いてはコスト削減にも繋がるのだが、現実にはなかなかペーパーレス化は進まない。

ペーパーレス化に挑戦している企業で果たして、思うように成果が出た企業はどれだけあるだろうか。
私が今常駐している先は特にペーパーレスは打ち出していないが、デスクを見渡せば極めて紙だらけの世界だ。
この紙だらけの世界がまた煩わしく、紙を紛失するがために"紙を探す時間"で貴重な時間をロストする。
SurfaceProのキャッチコピー、「これさえあれば何もいらない」というフレーズも、残念ながら日本世間には響かない念仏に終わりそうである。


印鑑とFAX機がペーパーレスを阻む

私が嫌いなものに紙と印鑑がある。
とりわけ印鑑は特に大嫌いで、早く無くなってしまって欲しいと思う所存だ。
例えば会社に自分の携帯電話を業務で使った時に請求する通信費。会社に通信費を請求するためには、いちいち伝票に捺印をさせられる。
或いは派遣会社のタイムシート。
派遣会社のルールにもよるが、コレは派遣先の担当者の印鑑をもらった上で、派遣会社へFAXすることが多い。
印鑑を押すということはどういうことかと言えば、必然的に紙を出すことになる。特に派遣会社から配布されるタイムシートは失くすわけにもいかず、大変煩わしい。

次にFAX機。
海外では化石と化しているそうだ。
おそらくFAXの概念自体は海外にもあると思うが、基本的にはeFAXに移行しているだろう。
FAXを使わなくても、電子メールで簡単にPdfなどを送信できるのだから、わざわざ紙で作って郵送して、あるいはFAXなどする理由はない。Pdfにした方がずっとスマートで、Officeもクリーンになる。
だけどFAX機はやめられない。
印鑑を貰いたい書類になると、FAXで送って郵送で返してもらうとか、それこそ自分の会社のオフィスに来てもらって、書類を記入・押印して貰うなんてことになる。
いくらパソコンやタブレット、やれクラウドだのと言ったIT環境を揃えても、印鑑とFAX機によってペーパーレス化は阻まれる。
せめて印鑑を絶滅させることができれば、ペーパーレス化はかなりできると思うのだが、印鑑業者は猛反発するだろう。そして一向にペーパーレス化は進まない。