ブログネタ
仕事あれこれ に参加中!

無機物が苦手な中高年層
とどの恐らく、中高年齢層は無機物的なものが大っっ変苦手だ。ハード面では男性より女性に顕著にみられる。今の派遣先でもちょっとしたタイミングで、40代くらいの女性のPCを設定しなくてはいけないことがあったのだが、大抵は私や他のPCに詳しい男連中がやってしまった。日本は世界でも有数の技術大国の筈なのだが、モノ造りの技術とITの使いこなす運用力は全く別物らしい。
続いてコミュニケーション面。コチラに関して言えば、中高年齢層は『読み書きができない』と言うきらいがある。
勿論、多くの人が高校、大学を出ているこのご時世。『学力としての読み書き』はキチンとできる。漢字検定なんて受けたら若年層よりきっと点数は良いだろう。そうした『学力』としての読み書きは問題なくできる。小説を読んでイメージを膨らませることだってできるし、新聞は生活習慣になっていれば読める。
ただ、こと実生活面における読み書きは非常に苦手とする。
コールセンターを持つ企業のホームページには御丁寧にも『問い合わせは極力FAXかメールでお願いします』、『込み合った時はFAXかメールでお問い合わせください』と書かれている企業が少なくない。それでも、何日架けても繫がるまで諦めない人は本当に多い。ではなぜ電話が架かってくるのかと同期に質問した時、「文章だとどう書いていいかわからないから」と言う率直な感想が返って来た。あるいは携帯電話の契約書。アレは読むかと訊くと、回答は「読まない」であった。
携帯ショップに行って説明聴いてもチンプンカンプンでわからない。わからない内に契約書だされて、読むの面倒臭くなってサインしてしまう。
基本、今の中高年世代は無機物が苦手だということがわかる。すると本当に”会う”か”架ける”というコミュニケーション手段にすがりたくなるわけだ。
企業内コミュニケーションをするに於いて、携帯電話を巡る世代間の衝突に目を向けてもこの点は興味深い。
正直、メールで返す部下の言い分と言うのは、上司も『理屈では』理解できているのではないかと思う。だが、『感情では納得できない』のが中高年齢層上司の本音であろう。
では何故納得できないのか。それは恐らく”以心伝心ができる”か。最悪、以心伝心できなくとも、”話せばわかる”と言うことに対する無自覚な欲求があるのでは無いかと考えられる。
ところが、そんな中高年齢層上司の頭を確実に悩ます若者のタイプが2つある。それは次のようなタイプだ。

・電話恐怖型:上司から電話が架かってくるのが怖いので、メールで済ませたい。
・合理主義型:電話が怖い訳では無く、面倒。緊急性の高いもの以外はいちいち電話しないで欲しい。

電話を返してくれない部下が前者のタイプであれば歩み寄りの余地があるのだが、後者の場合は中高年齢層上司にとって、『理解しがたい別の生き物』の様に思えてしまうだろう。
合理主義型の人間と付き合う場合、『話してもわからない』ことが往々にしてある。何せ価値観のベースが『理に適っているかどうか』であって、主体となる行動理念は感情ではなく、理論なのだ。
しかも合理主義型のタイプは『話す・聞く』より、『読む・書く』の方が伝わることもよくよくある。つまり、割と無機物が得意な人が多いタイプでもあると言える。
感情に訴えた言い分が通用せず、理論的な正論を言ってくる合理主義型。有機物を主に用い、無機物を苦手とする中高年齢層上司にとって、無機物を割と得意とした合理主義者は非常に理解しがたい生き物になってしまう。

 ・